写真説明
2005.06.22
20時59分

  蚕は丸二日くらいかけて繭を作ります。
  このページの写真は全てがおなじ蚕の写真ではありませんが
  繭を作る経過がわかるように並べてあります。
  蚕ごとに見出し欄の色を変えました。

  まず、箱の中を動き回り、繭を作る場所を選びます。
  選んだら、床をなめるようにして床にも糸を吐きます。
  そして、自分の頭の上に糸を張ります。
2005.06.22
  6月22日、蚕が初めて
  繭になりました。蚕は
  じゅく蚕になってから繭になります。

  じゅく蚕になると、少しだけ黄色に
  なります。そうなったら「まぶし」を
  作りましょう。まぶしは、トイレットペーペー
  のしんをつぶす と まあ これだけで
  でき上がります。それで、まぶしに

  蚕を入れてやりましょう。
  そして、蚕は繭を作ります。
  まず地面をなめるように、
  細かい糸を吐きます

  次に天井を作ります。

  そして右と左にも糸をはきます。
  そして、おしりを空いている
  所につき出して、おしっことうんちを
  します。うんちはすごく水っぽいですが
  成虫になるため、水分放出する
  だけです。おしっこのサインは、
  繭からおしりをつき出しているので、
  すぐ分かります。ですが、夜中まで
  起きてなければ見られません。
  PM10時からPM11時までがピークです。
  そして、おしっことうんちをし終わった
  後、また繭を作り始めます。
  こうして、繭の中で成虫になるのを
  待ちます。
2005.06.22
21時12分

  次々と頭の上に糸を張って行きます。
2005.06.22
22時42分

  壁がある左右の面にも糸を吐きます。
2005.06.22
23時10分

  最初から丸い繭を作るのではなく、
  まず、足場というか、囲いのようなものを作って行きます。
2005.06.24
19時00分

  囲いが完成するとそこで一休み。
  なぜか囲いの一部に穴が開いていて、
  そこにお尻を乗せてじっとしています。
  そして、体の中の水分を出すべく、
  おしっこと糞をします。
  これは、繭作りのひとつのハイライトだと思いますが、
  囲いにお尻を乗せてポーズをとってくれるので
  案外簡単に観察・撮影できます。

   おしっこの様子(動画Flash:2.7M)へ
 
 
2005.06.23
22時45分

  おしっこがすむと、
  やっと囲いの中に丸い繭を作り始めます。
  気が遠くなるような作業です。
2005.06.24
22時25分

  やっと体が宙に浮いている感じになってきました。
  おしっこをしてから3時間半経過。
2005.06.23
6時36分

  なんとなく、丸い形が見えてきました。
  天井に糸を吐き始めてから9時間半経過。
2005.06.24
6時26分

  丸い形ができあがっても
  まだまだ中が透けて見えます。
2005.06.24
6時26分

  中で蚕が動いている様子がわかっておもしろい。
  これが、みっちり糸でおおわれるまではまだ時間がかかります。
2005.06.23
18時45分

  天井に糸を吐き始めてから約22時間。
  こうなってしまうと、中の様子は見えませんが、
  完成した繭はもっと緻密です。

蚕の観察日記2005へ     「羽化・交尾・産卵の様子」へ
蚕の観察日記2004へ     「脱皮の様子」へ

  このページの動画をご覧いただくためには、Flash Playerが必要です。  
  お持ちでない方は、下のマークをクリックして  
  Flash Player(無償)をダウンロードしてください。  
  
            ご意見・ご感想など
さくらっぴへのメール