ブ ラ シ ョ フ          


 

         7 シナイア〜ブラショフ〜シギショアラ

 ホテルを9時に出発、ブラショフに向かう。ブラショフは中世ドイツ、ハンガリー、ルーマニアの民族がそれぞれ住んだ町で西欧的な趣のある街ではある。高台の上に立つブラン城に上る。吸血鬼ドラキュラで有名になったせいか、欧州系の観光客が先客で城の内部を見るのにだいぶ待たされた。城の中の狭い部屋には当時の雰囲気を再現しようと工夫がほどこされていた。しかし城そのものは城塞的な要素はない、王様の居城である。

 ブラショフ旧市街の西南に「聖ニコラエ教会」がある。ドイツ移民がブラショフに入ってきて、先住のルーマニア人は押し出された。そこで移住地区にルーマニア教会を立てた。ルーマニア人は居住区を分けているスケイ門からドイツ人が住んでいる旧市街にはなかなか入れなかった。ルーマニア語で教育したルーマニア最古の学校が保存されていた。

旧市街の中心に「黒の教会」がある。高さ65mのゴシック教会であるが戦いで黒焦げに一部なったから黒の教会と命名された。内部には大きなパイプオルガンがあり目立つ。いまはプロテスタントの教会になっている。ブラショフは東欧の街と似た感じ、中世の街並みも一部残り古都の趣がある。時間があればロープウェイに乗り町全体を眺めたかった。

ブラショフ市内の市庁舎など見学してシギショアラに移動した。

 
       
      プラン城  吸血鬼ドラキュラのモデルになった城     プラン城の中庭  王様の居城で家具類が見事     プラン城から見下ろす風景
       
      聖ニコラエ教会  元ルーマニア人居住区に立つ     ルーマニア正教会の教会で14世紀木造から増改築      フレスコ画像が外壁に一部あるのが特色
                      
      黒の教会  外壁が黒焦げになったので黒の教会           15世紀ゴシック教会  現在はプロテスタント教会                  高さ65m 石造り 街の中心にそびえる
       
     ドイツ移民と先住ルーマニア人の居住区を分けるスケイ門     ブラショフの旧市庁舎前のたたずまい     ブラショフの街並み

                                                                                                   次へ