写真説明
2005.05.23
  卵がかえりました。
  黒い卵が青っぽくなったら、翌日以降孵化ふかが始まり、
  青っぽい卵のまわりが白くなり始めたら、もうすぐケゴが出てくる合図です。
  孵化は朝早く始まります。この写真は午前7時に撮りました。
  孵化した幼虫の数は53匹です。
  卵の写真は去年のものより、ずっと鮮明になっています。

  撮影方法はこちらをご覧下さい。

  土曜日の朝、蚕のたまごが
  青白くなっていて、たまごが青
  白くなっていたら、そろそろ生ま
  れるあいずと聞かされたので、
  急いで蚕をかいたい(飼いたい)と言っていた
  人の所へとどけに行き、
  大変だった。そして日曜日の朝、
  たまごをじっと見ていても、かえらない。
  そして、月曜日の朝、ついにたまごから
  よう虫ふか(ついに卵から幼虫孵化)!!まわりが白くなり、
  中が青くなるともう生まれる合図!!
  こうして蚕たちは次次とふか
  していくのであった。
2005.05.24
生後2日

  幼虫が小さいうちは、柔らかい葉っぱをあげましょうと言われました。
   なるべく柔らかい葉っぱを、蚕の体長の幅に切って与えるのだそうです。
  それにしても、若葉を与えると、他の葉っぱには見向きもせずに、
  皆が若葉に集まってきます。

  桑の葉についてはこちら
  蚕のお世話のしかたについてはこちらをご覧下さい。
2005.05.26
生後4日

  恐るべし、若葉の魅力。
  一斉に若葉に群がってくるので、観察箱を掃除するには、
  まず若葉を入れて蚕を大移動させると楽かもしれません。
  
  下に敷いてあるオレンジ色のネットは、蚕が上に上る性質を利用して、
  お掃除を楽にするためのものです。
   蚕は上に向かうので葉っぱの上に、糞はネットの下に落ちるという事です。
   みかんを入れるネットを敷いてみました。
2005.05.28
生後7日

  5月25日、お母さんがクワコを発見し、
  もちかえってきました。
  かんさつ箱でクワコをかんさつするため、
  蚕をプラスチック箱にいれました。
   ですが、5月27日、蚕はすずなりに
  なりませんでした。そして、
  5月28日、プラスチック箱に入れて
  おいた蚕が、いきなり15匹も死んでいました。
  次の日、急いでかんさつ箱に
  もどしても10匹死んでいました。
  そして、30日、5匹また死んでいました。
  私は蚕がこんなに大量に死んでしまった
   ので大ショックを受けました。
  この事けんいらい、命の大切さを
  いたいほど知りました。
2005.05.28
生後7日

  26日には、若葉を入れると蚕が鈴なりになっていたのに
   27日には、群がってきませんでした。
   なぜだろうと思っていたら、28日に急にバタバタと死に始めました。
   正直に言うと、全滅してしまうかもしれないと思っていました。
   原因がわからないので、飼育の環境を改善することもできません。
   とにかく、死んでしまう前の状態に戻そうと、
   元の観察箱に戻し、下に敷いたネットをはずしました。
2005.05.28
生後7日

  体長4〜5mmの蚕が次々と死んでしまうのは、悲しくもあり、痛ましくもあり、
   娘はトイレにこもって号泣していたので、
  今年はホームページは作れないだろうと思いました。
   けれども、この日を境に娘の責任感は格段に強くなったと思います。
   言われなくても、どんどんお世話をするようになりました。
   小さなたくさんの命と引き換えに大切な事を学んだのだと思います。
  
  この日死んだ蚕は15匹。
2005.05.29
生後8日

  この日死んだ蚕は10匹。残りは28匹です。
  何匹が生き残ってくれるのか。
2005.05.30
生後9日

  この日死んだ蚕は5匹。
  残りは23匹。半分以下になってしまいました。
  このまま頑張って、脱皮してくれるようなら、
  きっと生き残ってくれるだろうと話し合いました。
2005.05.31
生後10日

  この日は、一匹も死にませんでした!
  死なずに育ってくれるのがこんなに嬉しいと初めて知りました。

  2004年の観察で使った方眼紙の体長計は、
  蚕の数が多すぎて使えません。
  撮影の時に置こうとしても、蚕の上に乗ってしまいます。
  体長は、1cmほどになりました。
2005.06.03
生後13日

  体の色が茶色っぽく、表面もシワシワしているように見えますが、
  まだ脱皮が確認されません。
  もう少し…。
2005.06.04
生後14日

  3日と較べると、格段に色白になりました。
  でも、脱皮の皮が見当たりません。
  食欲も旺盛。脱皮はしたのでしょうか。
  小さくても23匹もいると、よく食べます。
  桑の葉は、去年と同じところで採ってきます。

  地域限定ですが、大清水小学校付近の桑の木マップ
2005.06.05
生後15日

  待ちに待った脱皮です!
   娘は脱皮が嬉しくて、この皮を小さな缶に入れて保存していました。
   ピントはぼけてしまっていますが、宝物のような写真です。
2005.06.05
生後15日

  蚕の大きさにずいぶんバラつきが出てきました。
   大きなものは2センチ近いのに、小さなものは半分位しかありません。
   小さい蚕は無事に育ってくれるでしょうか。
   ちび五郎と名づけました。
2005.06.06
生後16日
ちび五郎の一生  その1
  
  ちび五郎は多分6月4日(土)曜日に見つかった。
   なぜちび五郎だとゆうと、他の蚕は大きかったのに
  ちび五郎だけくわの葉のくきぐらいしか
  なかったからです。私はちび五郎が発見された
   時、「よくすてられなかったなぁ。」と思いました。
  とゆうことで、ちび五郎をよくかんさつすることに
  しました。
2005.06.06
生後16日

  というわけで、ちび五郎が写っている写真には、
  ちび五郎をさがせ!  マークをつけました。
  
  マークをクリックすると、ちび五郎に赤丸がついた写真が表示されます。
  では、どうぞ!
2005.06.08
生後18日

  この日、脱皮を待つ「眠」の状態の蚕と、
  動きまわる蚕を入れる箱を分けました。
  これで、観察箱の掃除や新しい桑の葉を与える時に、
  「眠」のじゃまをすることもないし、
  糞をしない「眠」の蚕の箱は、掃除しなくて済みます。
2005.06.09
生後19日

  脱皮箱と元気箱を分けても、ちょっと窮屈そうです。
  ちび五郎は、大きい子の3分の1の大きさしかありません。

  もう、蚕が死んでしまわないか心配することもなくなりました。
  ただ、孵化の日が1日しか違わないのに、ちっとも大きくならない
  ちび五郎だけが気がかりです。
  
  
2005.06.11
生後21日

  朝7時半くらい。脱皮直後の写真です。
  観察箱をわけたので、脱皮の観察もしやすくなったはずなのに
  なかなか脱皮そのものを見せてもらえません。
  でも、23匹いるし、おそらく三齢になったところなので
  あと2回脱皮するはずです。チャンスを待ちましょう。
2005.06.11
生後21日

  土曜日の朝、7時半です。
  昨夜の桑の葉はカラカラになっています。食欲旺盛。

  
2005.06.11
生後21日

  7時半のエサはあっという間に食い尽くしたので
  8時半に再補給。
  これをどのくらいの時間で食べつくすのでしょうか。
2005.06.11
生後21日

  9時にはだいぶ減っています。
2005.06.11
生後21日

  10時にはご覧の通り。
  桑の葉が枯れる前になくなってしまいます。
  一番近くの公園の桑の木は、それほど大きくないので
  大量の葉っぱをどこからか調達しないと
  四齢、五齢になった時困ります。
2005.06.12
生後22日

  これは、難しいです。信じられないくらい体の大きさが違います。
  わかりますか?
  
  
2005.06.15
生後25日

  脱皮を観察しました!
  これで四齢になりました。
  まずは、じっくり観察し、次の機会は動画を撮ろうねと言っていたのですが
  結局、脱皮をきちんと見たのはこれだけでした。
  
  「脱皮の様子」へ
2005.06.16
生後26日

  ますます、大きさに差がつくちび五郎。
  あぶな〜い! 食べられちゃう
  わけないですね。(^^ゞ
  
  
2005.06.16
生後26日

  これも難しいけれど、ここにも、ちび五郎が隠れています。
  探してみてね。
  
  
2005.06.19
生後29日

  こんなにバリバリ葉っぱを食べるようになったので
  近所の公園だけでは足りなくなりました。
  駅北口の駐輪場に立派な桑の木が3本あって
  駐輪場の管理の方にお願いしたら、
  葉っぱをいただけることになりました。
  ここの桑の葉は大きくて柔らかくて素晴らしいです。

  でも、駅前で桑の葉を集めている怪しいおばさんになるのは
  ちょっと勇気が必要です。
2005.06.22
生後32日

  小さいながらも、しっかりした体になってきたちび五郎。
  もう、他の蚕に隠れてしまう大きさではなくなりました。
  写真だとわかりにくいかもしれませんが、
  ちび五郎は他の蚕とあきらかに違う色になってしまいました。
  葉っぱは食べているので、「眠」でもなさそうです。
2005.06.22
生後32日

  ちび五郎の一生  その2

  毎日毎日、ちび五郎は、
  みんなと同じ位、よく食べ、そして
  みんなと同じ位、よくねむりました。
  ところが、6月22日、すごく茶色ぽく
  なってしまいました。伝せん病ではないかと
  心配して、他の虫かごに うつしかえました。
  そして、何日かして、だいぶ白くなってきたので
  みんなのいるケージにうつしかえました。
  (といっても みんなまゆになって、3〜4びきしかいま
  せんが。)
  
2005.06.22
生後32日

  ちび五郎の体調は思わしくありませんが、
  この日は嬉しいこともありました。
  とうとう、最初の一匹が繭を作り始めたのです!
  繭を作る準備ができた蚕のことを「熟蚕じゅくさん」というそうです。
  熟蚕は、体がすきとおって黄色っぽくなると聞いていたので
  その変化を待っていましたが、少しクリーム色になる程度で
  糸を吐くまで気づきませんでした。
  あわてて繭を作るための部屋「まぶし」を作り
  蚕をそちらに移しました。   「繭をつくる様子」へ
  
2005.06.28
生後38日

  この日までにちび五郎ともう一匹を残して
  21匹が繭になりました。
  もう一匹の蚕も動き回りますが、
  糸を吐く様子がありません。
2005.07.04
生後44日

  そろそろ脱皮をしてもいいはずのちび五郎。
  眠に入る様子がありません。

  もう一匹は、体の様子は熟蚕なのですが、
  糸を吐きません。
  まぶしに入れても出てきてしまうので
  箱に戻しました。
2005.07.04
生後44日

  蚕が成虫になった
  7/4(月)蚕が羽化した。
   三匹が羽化していた。 ←太っているものがメス。
    ←やせているものがオス。3びきは全員オスで、
  こうびしなかったが、次の朝メスが羽化して
   3匹は積極的に羽を広げてはばたいて自分をアピール
   していた。
  去年はと中で死んでしまったので、
  羽化したときは感動した。(>_<)   「羽化・交尾・産卵の様子」へ
  
  
2005.07.05
生後45日

  繭を作った蚕が羽化を始めたのに
  ちび五郎はまだ五齢になりません。
  もう一匹の熟蚕も糸を吐きませんが、エサも食べないので
  まぶしに入れなおしました。
2005.07.09
生後49日

  ちび五郎がエサをほとんど食べなくなりました。
  いよいよ脱皮するのか、それとも…。
2005.07.10
生後32日

  ちび五郎の一生  その3

  そして、へいぼんに育っていきましたが、
  7月10日、とうとうおしりが茶色く
  なって急死してしまいました。
  私は悲しんで、飲み物さえも のどを
  通りにくくなったほどです。だけど、
  次の朝、卵が生んであったのでよろこびました。
  ちび五郎は、私にあらためて命の大切さに
  ついて教えてくれました。
  ありがとう、ちび五郎。

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