傘寿に向かう―人生私流― 本文へジャンプ
   木下宗七先生瑞宝中綬賞叙勲記念パーティー
 ゼミ同期の友人が瑞宝中綬賞を受賞したとのこと、傘寿祈念と併せて祝賀会が開かれた。奥さんとは結婚式以来初めて会う。大学のゼミ生はともかく教授他の先生が多いのに驚いた。私の勤めた会社でも同僚3人が勲章受賞したが、祝賀会はなかった。産業界と公務員の世界では叙勲に対する感覚が違う。それにしても弟子が祝賀会を盛大に行う、関係者が集う、教授冥利につきるな。おかげで愉しい一時を過ごした。
キタン新聞にも受賞の記事と集合写真が載った。

   真宗文化センター講演会
 恒例の講演会秋の部。今井先生の「惠心尼のころの鎌倉幕府の三善氏」良く細かくここまで調べたものと感心する。小山正文氏の「安城の御影をめぐる諸問題」先生は幼少時住んだ小川村の近く三河本証寺の元住職をされたいた。懇親会では話が弾んだ。両先生ともお元気で何より。参加者がもう少し増えても良いと思う。

   朝日新聞社長謝罪
 新聞、TV、ネットで煩いくらい。その昔「伊藤律会見記」「珊瑚切り」など問題はあったが最近は慰安婦、原発事故報道など誤報が続く。私の家は祖父の時から新聞は朝日だった。しかし紙面に違和感を覚え10年前から日経に変えた。活字は小さいが報道は中道であり、特に夕刊が充実している。高校後輩が言っていた、原発の大学取材で学生が運動できなく元気がないと逆のことを書かれ抗議したが聞く耳をもたなかったとか。
木鐸との自覚に欠ける、全社員の奮起がなければ廃刊の憂き目になるのでは。

   「歌の旅びと」 愛知県
 言わずと知れた深夜放送番組、五木寛之さんの語りが面白い。聞き漏らしたら「ラジオ深夜便9月号」に載っていた。県民性で尾張は「善悪に関係なくこれと思ったら真っ直ぐに突き進むエネルギーに溢れている」。本当かな、これには違和感を覚える。
 三河は「愚直にして頑固に近い」「真面目で約束したら実行する。ただし主張に拘って、喧嘩して命を失うものもいる」。三河人としては首を捻る。
 尾張でも知多は風土が違う。三河でも西三河と東三河では異なる。徳川幕府の治世で尾張は徳川御三家の殿様で知多を除いて土地は肥沃で楽に生きた。三河は殿様が入れ替わり立ち替わり苛斂誅求に泣いた、これが風土を分けていて、今も残滓がある。
三河についてはこちらへどうぞ「三河の風土とトヨタ−仏教とQCからさぐるー」

   トヨタ社友会−2014−
 恒例の社友会に出た。会員数3千人だが出席者は600人、以前に比較して少ない。高齢化と若い人の出席が少ないからであろう。会社生活に良い想い出がない人は参加しない。見学会はバス4台、200人。最初はトヨタ会館横にできた「品質学習舘」。リコールに揺れた3年後の命日、2014.2.14に発足。品質・安全問題を多角的に捉え、再発防止の意図はよく分かる。新入社員だけでなく幹部諸氏が視て欲しい。
 次は「トヨタループス」、障害者100人が印刷・製本などで働く、見学者に挨拶をしてくれる人もいる。重度障害者法定雇用2%を達成しているとか。今後障害者は増える、働ける職場を用意することは素晴らしい。
 FCV(水素燃料電池自動車)が展示されていた、思ったより大きい。予約が既に入り納期が長いとか。買えないが乗ってみたいな。

   安倍総理所信表明演説ー古橋源六郎ー
 友人から所信表明に古橋源六郎が載っていると教えられた。梗概だけ読んでいたから分からなかった。全文の 6おわりに引用されていた。地方創成の意味だろうが三河人としては違和感を覚える。明治用水を私財を投じて測量・開発した都築弥厚などの偉人を取り上げて欲しい。今後の地方活性化に異論はないが。

   トヨタ33年度入社同期会
 年々出席者が少なくなる。技術系は死亡者24% 出席者33%、事務系は死亡者46%、出席者26%である。事務系の方が死亡率が高い、出席者も少ないのは何故かな?皆の話は病気だけではない、元気なものもいる。夫婦で海外にトレッキング年2回には驚いた。奥さんを亡くした話とか、墓・仏壇など話題は多かった。
 昼間はゴルフとか麻雀をやっていたが来年からは昼間の宴会になる。78歳の死亡者3人とは歳かな、訃報が身に堪える、明日は我が身。

   マララさんノーベル平和賞おめでとう
 吃驚した、17歳の女の子にノーベル賞。国連本部で「一人の子供、一人の先生、一冊の本、一本のペンで世界を変えることができる」と演説したとは知らなかった。銃弾に撃たれ奇跡的に快復し、世界の暴力や圧政に敢然と立ち向かう勇気は敬服に値する。それに引き替え大人どもはどうかな。不祥事にさえ立ち上がらない、再発防止しない企業人、政治家がいかに多いことか。

   トヨタ TQC OB会
 恒例のOB会も8年目。海外旅行など日程があわず欠席の人も多かったが15名、過去最低である。最盛期は24名も参加した。亡くなったのは二人いる。体調が悪くて参加できないものもいる。それでも3時間わいわいがやがや、難聴で聞き返したり皆に迷惑をかけているが愉しい一時を過ごし、元気印を貰った。欠席者のコメントが裏表2頁、これを読むのが面白い。

   小説「天下 家康伝」 終わる
 日経夕刊を毎日愉しみに読んだ。三河人として一向一揆で家康に敗れ20年間も禁教となったことは祖父から教わる。長じて会社に入れば「家康」を読めと言われた。信長、秀吉に比べてマスコミに人気はないが、家康は奥が深い人物と思う。日坂雅志さんは1年半も書き続けた、お疲れさま、多謝。欲を言えば家康と東本願寺教如上人との関係も書いて欲しかった。

   孫の運動会
 秋晴れの土曜日小5の孫息子の運動会。昨年に比べて盛り上げの工夫があった。聖火リレーは学年代表選手が開会式後に行うショー。男女別の高学年の騎馬戦、怪我をしないよう先生達が支えていたのはさすがである。定番の徒競走とソーラン節踊り、4種目の望遠での撮影は後期高齢者には堪えるが喜びも一入である。

   のし紙がない
 義兄の一周忌にお供えを新幹線横濱駅売店で求めようとしたが、「お供え」というのし紙がないと断られた。名古屋駅の売店ではあった、偉大なる田舎名古屋と言われようと古式ゆかしいのし紙で包んでくれたのは嬉しい。浄土宗禅林寺派の法会はしめやかに行われ僧侶の説法も聴かせるほど巧かった。

   ロコモ予防講演会
 横浜市の「健康寿命日本一」を目指す区の講演会を覗いた。定員の半分以下の出席率に唖然とした。A整形外科院長の医学講座はロコモについて分かりやすい話。健口体操実演も役に立った。市民の意識改革が必要、広報などで積極的に重点的に「GoGo健康」を奨めて貰いたい。

   キタン33年卒OB会
 幹事からの依頼もあり「葬式仏教は必要」との話をした。奥さんに逝かれた例で葬儀及び儀式は救済にもなり時間薬と言うが反応は低調であった。今年は死亡1人、出席21名だが病気の話が大半。会場が新ビル建設でが閉鎖される、傘寿でもある、止めようと言う意見もあるが、寂しいから人数は少なくてもOB会は継続することになった。

   増税繰り延べ選挙
 日本が変わるかと期待したアベノミクス。1年半も消費税10%を延期する。景気が良くなったら増税とか、折角三党合意したのに。介護、検査付けと薬の医療、年金他多事多端なのに若年者の負担を増やすばかり。日本の就業者構造が変革している、デフレ脱却と言葉はよいが、ものづくりで円安で輸出しろとは単細胞すぎる。車でも軽が主体、世の中変わる、ものを買えと言われてもね。高齢者から金を巻き上げねば。