傘寿に向かう―人生私流― 本文へジャンプ
喜寿を迎えた記念に3部作
 「真宗は一日にして成らずー親鸞と覚如・存覚ー」 出版
2 「喜寿の巡礼ー湖西・湖東・北陸」 フォトブック
3 「喜寿のペルシャ散策」 フォトブック
 
傘寿に向かいこれからも呟きます。
死なせてもらえない
 畏友K君はお迎えが来た。健康そのものだったが、検診で見つかったときは末期肺癌だった。奥さんと子供さんに手術を勧められて本人もその気になった。手術後は元気になり快気祝いを友人でしたが、腎臓に転移していたとのこと。辛い闘病生活でメールを打つのも一苦労とか。緩和医療の道もあったが、リビングウィルを書いておかないと、いざその時になると、尊厳死は難しい。

書道展
 友人の書道展を銀座まで見に行った。作品ごとに説明書きがある。書いた動機が分かり面白かった。ついでに書家の特別展示展を見た。こちらは説明書きが一切ない、素人には難しい。玄人の展覧会かもしれないが、もう少し作品のプロセスの「見える化」が欲しい。奥に学生の部がある、こちらは瑞々しい筆に感心した。

社友会
 喜寿の祝いをする、スピーチをお願いしますとのことで一流ホテルに出かけた。料理は不味い、コンパニオンなど不要、立食でワイワイガヤのほうが良い。最初の祝い金贈呈の直後にスピーチなら良いが、宴たけなわの時に出番。誰も聴いていない、あほらしくなった。それにしても会社に良い思い出のない人は出てこない。
 「断捨離」「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」の心境。

メール誤送
 縁もゆかりもない人、VODAFONから境界見積もりとかのメールが来た。猛暑故の操作ミスかもしれないが、メルアドが記録されていたみたい。メールの受発信ミスはたまに聞くが、我が身は初めての体験。メールで機密の情報のやりとりは止めた方がよい。何時傍聴されているかも分からない。あまり人に迷惑を掛けたくないものだ。

銀行借り入れ金
 10年固定で借り入れた大銀行のローン期限が来た。継続する変動金利は1.975%、固定は3.15%とのこと。いま低いローンは変動0.75%、固定1.45%みたい。借り換えするのも面倒、歳だし借金を残すのも煩わしいので返済することにした。それにしても大銀行は10年で変わった、応接室は豪華になり、金利は高くなった。

後輩の訃報
 一回り年下の後輩の訃報に驚く、今年で3人目。工場のオンライン50周年が2016年にくる、その時まで元気でと別れたのに。カローラの立ち上がりと同時にオンライン、工場をどれだけストップしたことか。同じ釜の飯を食べた連中は思い出が特に深い。「友の訃報が又一つ」という名歌があるが、後輩の訃報は辛く断腸の思いである。

囲碁同好会熱海研修
 恒例の研修会、今年は先生一人、会員15名。指導碁は5人打ち、時間はあるがヘボは巧みに負かされる。井目でも負けるのに5目ではきついが善戦した。リーグ戦は日頃の対戦不足で全敗した。高齢者の集まりで来年の開催は危ぶまれる。熱海の温泉街はバブル後寂れていたが、活況を呈しているのはアベノミクスの先駆け効果かな?

東京オリンピック
 5時に起きてTVを見るが、20分も待たされた。東京に決まって良かった。総理のプレゼンも自信と迫力があった。64年は独身寮で白黒TVを見ていたが人だかりでじっくりみれなかった。シドニーオリンピックは前立腺癌手術で入院中、実況中継を堪能した。7年後のオリンピックのときは84歳、お迎えが来たら一寸待ってくれと追っ払おう。

新聞休刊日
 朝起きて新聞がないと落ち着かない。早朝ウオーキングの帰りにコンビニでスポーツ紙を買った。ガッツポーズの写真、阿部総理と滝川クリステルが一番高い、へっぴり腰が都知事と森元総理、よくぞ撮ったもの、敏捷性と若さがズバリ顕れた。ハーフで巧みに3カ国語を喋る滝川さん35歳、プレゼンは光った。近々お目出度とか幸あれかし。

借入金抵当権抹消登記
 司法書士に頼まず法務局に出向いた。銀行が吸収合併されて抵当権の移転登記が必要とのこと、しかも借入金額の1%の登録免許税が必要。大銀行ともあろうもの、事前に登記を済ませ顧客に抹消登記の書類を渡すべきであろう。
 法務局相談員の懇切丁寧な指導に多謝。7年前から登記オンライン化、全国の登記ができる、法務局の統廃合が進んでいるとは知らなかった。

豊田英二さん逝く
 グローバル10(世界で10%のシェアーを取る)目指して熟慮断行した。工販合併は一足す一が三になった。悲願の合併後国内販売シェア上昇、海外輸出の本格化、海外生産の飛躍的拡大ができた。合併の効果ほか会社の重要方針を社長として役員、部長に報告させ、問題点はすぐに対策を取る社長点検は多大な成果があった。銀行に工販分裂させられたときは役員・社員は同じ考え方、給与であったが、年を経るほど較差ができた。給与水準は違った、合併時組合員は自販レベルに合わす、非組合員はそのままの決断は英二さんだからできたのであろう。考え方は役員研修会、社長点検などの場を通じてトップダウンで急速に一体化できた。不世出の経営者だった。合掌。

迷惑メール
 ゴルフ案内のメールが飛び込んだ。見覚えがない、迷惑メールかと調べた。メルアドが同一で吃驚仰天、プロバイダーのミスと思った。さにあらず名前の後に4桁の数字を入れ忘れたためと先様からお詫びのメール。メルアドで名前の後に生年月日を入れるケースは多いが、これは入力を忘れやすい、迷惑メールに繋がる。

ラジオ深夜便ー室井摩耶子ー
 目が覚めた、明るい元気な声、92歳でピアニスト、一日四時間練習する。長寿の家系で歯も胃腸も丈夫、ビフテキを平らげる肉食人種。料理は一日30分間、後の時間は前向きな考えと行動力、77歳でで肺癌を克服、85歳でパソコンをマスター、90歳で家を改築とは凄いバイタリティー。悔いは子供を産まなかったこと、天は二物を与えずかな。

トヨタ33年度入社同期会
 入社して55年になる、昼の部のゴルフは参加者が減り中止して麻雀会に切り替え。30年ぶりに雀荘に入る、ご婦人が半分には吃驚。8人が入れ替わり3回戦う。一昔のルールと違い面食らう。何とかなれたがチョンボ1回満貫払い、疲れたこと夥しい。
 夜の部の参加者4割、死亡者3割、体調不良など欠席が3割。大木島さんなど死亡者に黙祷。難聴で聞き取れないことで迷惑を掛けたが、愉しかった。いつまで続くかな。

真宗文化センター講演会
 年2回講演会が開かれる。三木彰円准教授「「唯心鈔」および「唯心鈔文意」」と小山聡子准教授「真宗の美術」が前篇、後篇は今井雅晴所長の「恵信尼の諸問題」。講演後懇親会がある、そこで受講生が「香川県の関東二十四輩」という資料を配っていたのに感心した。今井先生は恵信尼の実証的研究の成果を披露された。親鸞八百回忌にも耐えれる研究発表を残すと研鑽されている姿には敬意を表したい。
小生の親鸞像はこちらにどうぞ「親鸞実像研究に想う」

TQC OB会
 恒例のOB会も7年目、参加者24名そのうち女子は11名。孫のいる女子もいる。今年が最後と幹事がメールしたら欠席の人が残念と返事してきたのが数名。来年も開かれるでしょう。会えば昔話に花が咲く、同じ釜の飯を食べた連中は思い出が深い。若い、若いと言われても78歳、体力は落ち目だが、この会も元気印にはなっている。

聖徳太子の実像
 存在感がとみに薄くなった聖徳太子の実像はどうなのか、カルチャーセンターで聞いている。「日本書紀」他の資料に問題があるのは分かるが、伝承を大切にすることも必要でしょう。親鸞には「聖徳太子奉賛」もある、中世に非定着の民は聖徳太子を拝んでいた、百姓でも聖徳太子信仰が強いところもあった。虚像説はご免被りたい。

孫の運動会
 台風一過の秋晴れ、孫の運動会を見に行った。横濱でも小学校が統合され、昨年よりは観客が多かった。集団演技、徒競走、綱引きなどをカメラで写す。望遠でも小さくて孫を見つけるのが大変だ。娘婿は小・中学校リレー競争にいつも出ていた。それにひきかえ我が子供はリレー競争にも出られない、その不甲斐なさを嘆いていた。

堀内永人ーラジオ深夜便ー
 驚いた、77歳から作家活動、5歳上の82歳。朝3時に起きパソコンで執筆とは凄い。
数冊を出版した、歴史物である。郷土の報徳思想を書いたものもある。二宮尊徳は見直されても良いと思っていたので我が意を得た。銀行支店長、会社経営を経て著作に専念とは、駄馬に鞭打ち頑張る勇気を貰った。

キタン33年卒OB会
 幹事が気配りするが、喜寿を越えたOB会では参加者は少なくなる。アベノミクスについて賛否両論があった。金融関係者OBが多いので関心があるのは当然。NISAとか孫の教育信託は不評であった。参加者は全員発言した方がよい、物言わぬは腹ふくるるとも言う。

義兄の葬儀
 名古屋で通夜と告別式があった。浄土宗で鉦や太鼓もあり近頃には珍しい立派な葬儀であった。僧侶のしんみりした説法が参加者に感銘を与える素晴らしいものだった。それにひきかえ名古屋で唯一の八事火葬場はベルトコンベアの流れ生産みたい。減税市長は実情を知っているのかな?そういえば保育所待機児童数もワースト1であった。

祖父と父親の法事
 三河の菩提寺で祖父の50回忌、父の33回忌を務めた。今年落慶法要したばかりの寺に兄弟と親戚が集まった。母親は40歳で逝く、祖父は嘆き悲しみ、父親は5人の子育てに苦労した。68〜78歳の兄弟5人健在、ありがたいことであると仏前に報告した。お寺の法事は最近激減しているが、もっと見直されても良いのではないかと思う。

「医者に殺されない47の心得」 近藤誠著
 100万部突破のベストセラー。13年前前立腺癌全摘手術を受けてから近藤先生の本は読んでいる。「47(死なない)の心得」とのこと、目新しさはないが分かりやすく書いてある、女房のために買った。癌治療後元気な人もいる、治療に真摯な医者も多いのでは。奥付を見てびっくり、20人以上の女性が営業ほかで活躍している、売れるはずだ。

帰敬式で法名をいただく
 東本願寺で帰敬式を受けた。12月中旬の御影堂は寒い、受式者は少ないので最前列で親鸞聖人の御真影を拝顔でき、時間も短かったのは良かった。正信偈、念仏・和讃、回向の勤行は身の引き締まる思い。お迎えが来た後など、どうでもよいと言っていた女房も真宗門徒の儀式を受けて良かったと言う。阿弥陀堂が修復中なのは残念である。

今時の割烹料理店のおもてなし
 みぞれ降る新宿の花金、久しぶりに歩き疲れたので知人と6時半約束のWEBで有名な個室小料理店に早めに入った。知人も30分前には着いて「お連れさんは未だお見えになりません」と別の個室に案内された。お互いいらいら。名前だけでなく人数・時間を確認して、お客を40分も待ちぼうけさせる愚の再発防止を望む。

「蘇活力」 南和友著
 戦後の医学は米国一辺倒だが、ドイツで心臓外科第一人者になり日本でも院長で現役でメスを取っているのはご立派。本の中身の目新しさはない、要は結語にある「自分の身は自分で守れ、健康は自己責任」ということ。先生の努力には敬服するが、強靱な肉体、精神力、知力は両親から受け継いだDNA、家庭環境も良かったのでは。

囲碁同好会忘年会
 幹事の肝煎りで、3回の手合わせと忘年会が開かれた。高齢者の同好会では参加人数が毎年少なくなる。忘年会は辞退する人もいる。それでも総勢18名、健啖家が多いのは恒例でもある。囲碁の話よりも健康の話題が多くなった。スマホ、タブレットなどで棋譜を見ている人がいるのには驚いた。

今時の外科ー足の親指怪我で全治6週間ー
 医師会の圧力でまた診療報酬が上がる。報酬に見合う医療技術を身につけてほしいものだ。晩酌のとき宅急便、躓いて足の親指が痛い。見れば血が滲んでいる。消毒してバンドエイドを張る。翌朝内出血している。近くの医院に行く、3軒目の整形外科で骨折と分かる、全治6週間、たかが足の怪我と侮るなかれ。詳細はこちらをクリック。

保養所とは知らなかった
 神奈川県民だが恥ずかしながら県に保養所があったとは知らなかった。この4月から運営業務を外部に委託、営業を再開した。娘婿がネットで予約し湯河原温泉に孫ともども宿泊、県民には割引があった。温泉は良い、食事は味はともかく品数が多い。何よりも職員がきびきびしていた。公営の保養所などは改革すべきでしょう。