傘寿に向かう―人生私流― 本文へジャンプ
   三河に帰省
 三河まで大晦日に墓参り、元旦は兄弟の家に年始。次女と次男の家では子と孫が集まり賑やか。お年玉を間違いなく上げるのが一仕事。
 2日は知多半島先端のホテルで両家族の懇親会。ホテル温泉風呂からの眺めはよいが、食事は人手不足でサービスはいまいち。
 師崎からの眺めは素晴らしい、その昔九鬼水軍を知多の千賀水軍がどうして破ったのかをしばし追憶する。雪模様で人はあまりいなかった。
 野間大坊は初詣の客で混雑していたが、義朝の墓にお参りするのが少ない。1月3日の朝風呂で殺された、太刀ひとふりあればと本当に言ったかどうかはわからないがさぞかし無念だったでしょう。
 3日は横浜まで帰る、渋滞、また渋滞で7時間東名高速では草臥れた。

   ドックの再検査
 昨年は喉、腸の再検査で問題なし、今年は正月早々から肺のCTで悪性腫瘍はなかった。癌の家系で多重癌には気をつけているが、歳だから癌の手術はしたくないと思っている。人間ドック不要論もあるが、体をデータで管理することは必要と思う。いままで3K(高血圧、高コレストロール、高血糖)とは無縁だったが、悪玉コレストロールに赤サイン、ドクターから念のため動脈硬化、心臓を調べたらと示唆があった。

   初囲碁2日
 大学の囲碁同好会は幹事入院で昨年休会であったが、幹事は不死鳥のように蘇り開かれた。後期高齢者が多く集まった。ヘボなりに碁敵と愉しむ。
 翌日はFF囲碁同好会、こちらも後期高齢者が元気で大勢参加した。ヘボのリーグ戦が始まった、あまり勝敗に拘らないが1目差の囲碁は残念だった。
 歳をとっても、ヘボなりに相手になって貰える囲碁は覚えてよかった。

   医療費控除
 昨年は夫婦ともども医者と薬漬け。確定申告しようと計算してみた。250枚、500gの領収書を医療機関、薬局ごとに層別、明細を書く。ガソリン代、駐車場代は費用にならない、田舎は車が無ければ病院には行けないのに。後期高齢者は医療費が嵩むことを身をもって実感、しかし消費税は延期? 電卓を久しぶりに叩く、間違いが多い、歳だ。

   ゆめっこ音楽会
 小5の孫の音楽会。クラス毎に先生が指揮者で合唱とかリコーダーの演奏会。体育館で午前中に2回に分けて行われた。クラス全員で練習し父兄の前で晴れの舞台。戦後の小学生、音楽の授業などなかったので羨ましい限り。孫が司会役で、堂々と話をしたのにびっくり。ビデオは良いが写真はダメとは残念。

   素晴らしき高度成長時代
 文藝春秋2月号で上記テーマの読者投稿は426通あり、そのうち35通が掲載されている。昭和40年代の昔話で面白かった。今から思えば幸せな時代を過ごした。掲載されたのはどの地方が多いか調べた。神奈川県が2割、東京都が1割、関東圏で6割である。関西圏、名古屋圏は少ない。全国から東京圏へと人が集中したから? 私の高度成長時代はこちらを見て下さい。「我が高度成長期時代ー電算機17年ー」

   証券会社新春講演会
 大入り満員の講演会で冒頭に県警幹部から「振り込め詐欺」の説明があった。昨年の神奈川県は1400件、42億とはびっくり、全国は559億円。しかも手口は知っていても騙されるとは心理作戦が巧妙かも。それにしても現金のある高齢者が多いな。
 米国は毎年増配会社が多いとは知っていたが、日本でも毎年配当を増額している会社が4社もあるとは知らなかった。アベノミクスで更に増えるかな?

   富の格差
 ピケティーの「21世紀の資本」が本の売れないときに大増刷とか?図書館に予約申し込みしたら700番目。金持ちがますます金持ちになるらしい。日経ヴェリタスによれば2003年から10年で金融資産3千万以下の人は殆ど増えていないのに5千万から1億の人は5割増し。5億以上の人は2倍である。日本の1億以上の富豪上位2%が富の2割を占めるが、米国は上位3%が富の5割を占める。アベノミクスで富豪の富は高まるが、貧乏人の富は増えるのかな?

   台湾旅行
 海外旅行は卒業のつもりであったが、Nトラベル社にゆったり度3の旅行があると聞いて参加した。6日間の短いものだが、台湾の概況は掴めた。国交のない國で産経以外のマスコミは支社を置いてないとのこと、台湾について余り知識はないのはそのため?
台北が活性化した都市であるのに吃驚した。添乗員のA女史は旅行の企画者でもある、おまけに11人とメンバーは少なく面白かった、「台湾紀行」をどうぞ。

   真宗文化センター講演会
 恒例の講演会第一部は今井雅晴先生の「玉日伝説の成立と展開」。これは惠信尼の水脈編第6回である。京都の寺で骨が出てきたとか玉日正統説、惠心と同人説その他ある。伝説も否定しないが、事実を証明するのは難しいとか。
 第二部はハーバード大学東アジア学部教授の阿部龍一先生。「曼荼羅について」。大学の休みで来日して講話。真言密教では曼荼羅が描かれている、その中身について分かりやすく説明。米国では4%の仏教徒がいる、学生は曼荼羅とか仏教の講義も理解するとか。米国は奥が深い國であると痛感。

   患者が知らない「医療の真実」
 文藝春秋五月号の特集を読んだ。コレステロールが240以上と200以下の高齢者で死亡の有意差はない。コレステロールを下げれば長生きする通説は誤りなどなど。「75歳から薬の飲み方を変えよう」もその通りと思う。高齢者は余生は限られている。余り数値にとらわれず、好きなものを食べた方が良いかも。昨年は医療費20万円、薬は減らそう。90歳まで生きた親鸞聖人は晩年「自然法爾」と言われた、自然がよい。

   「燦燦北の大地の生き物たちー前川滋 傘寿記念写真展ー」
 中学同級生が写真を趣味に個展を開いていたが行けなかった。今回は傘寿記念、安城市民ギャラリーまで出かけた。驚いた、北海道の鳥や動物の作品が90点、その所作・表情が巧みに捉えられている。プロの写真と比較して遜色はない。安城から軽で北海道まで出かけ寝袋を持ち夜討ち朝駆けで撮った。その気力・体力には脱帽である。受付で楚々とした和服の奥様と娘さんが笑みをたたえている。彼の活躍の影に二人の内助の功がある。今後の活躍を期待したい。今回は元気を貰った、ありがとう。

   「三河真宗の名刹 本証寺」 国史跡指定記念特別展
 安城市歴史博物館で行われていた。三河一向一揆は門徒百姓の家康への反逆と取られているが事実はやや違う。本証寺は京都山科本願寺の寺内町を真似て外堀と内堀があった6万坪。外堀は最近の調査によると幅4.6m、深さ2.8mのV字型。家康は三河統治に当たり寺内不入権を盾に言うことを聞かない本証寺、上宮寺、勝鬘寺の3か寺とそれを統率する本願寺本宗寺を無力化しなければならない。短気な信長も見ている、3か寺を挑発して一向一揆に仕立てた。苦戦して勝ったが真宗は20年布教禁止、本宗寺は取り壊し、本証寺の外堀は埋められ、内堀は一部残されただけ。歴史は時代とともに解釈が異なっていくのが面白い。

   医者に「薬で治らない」と言われて吹っ切れた
 製薬会社や専門医師などが頻尿を諦めないでと説く。ついその気になって治療して1年余。後期高齢者には副作用が強いものが多い。薬をとっかえひっかえ飲み、改善された面もあるが、不満も残る。ドクターは異動して新任の人、症状を説明し更に良くならないかと尋ねた。既往症なども聞いてから「難しい、治らないでしょう」とのこと。ショックだが、待てよ、この先生は偉いと思った。NHKのクローズアップ現代ほか薬害の報道が多い。傘寿だ、平均寿命まで生きた。薬に頼らず生きる覚悟を新たにした。

トヨタ式A3プロセスで仕事改革-A3用紙1枚で人を育て組織を動かす 
 トヨタに入社して仕事のやり方を勉強し、今はコンサルタントのジョン氏が書いた。訳したのが成沢氏。NECを退社し軍律厳しいトヨタ生産方式塾で研鑽した。今は起業してコンサルタント、トヨタ式マネジメントも伝道している。それにしても30数年前のトヨタの管理能力プログラムが元のA3プロセスが、海を渡り日本で翻訳されるとは驚きである。
成沢女史のピーキューブHPをどうぞ。

   国税還付金振込
 確定申告にミスがあるとの連絡、還付金が貰えるとのこと喜んで再申告した。還付金振込の通知書を見て銀行の支店名が違うのを発見、税務署に電話した。ところが国税還付金振込取り消し通知書がきて、「指定口座がないため」の振込取り消し理由に唖然とした。間違は税務署である、還付金詐欺か、単なる入力ミスか分からない。原因を見つけて再発防止をしてもらいたい。気がつかなければ16万円もらい損ねたかも。

   証券会社資産運用セミナー
 生まれて初めて3000人を超すセミナーに驚く。雨の中神奈川県支店のお客が集まった。講師の阿部修平さんはパワポイントを駆使してインフレ時代は株式投資に限る、五年後は日経平均株価4万円に迫ると説く。理論武装してプレゼンは最高、何事も日本は米国の後を追う、5年は無理でも10年後は預金から株式へシフトするでしょう。