傘寿に向かう―人生私流― 本文へジャンプ
    トヨタAA型種類株式
 何時まで生きるのかと友人に冷やかされたが、5年間売買できない株式を購入した。後期高齢者は支店に赴き課長に認知症のチェックを受けなければならない。金融庁とは余分な指示をするものよ。自己責任だよ、たとえ騙されても。
 できたらMMFを使わず銀行振込をお願いしたいとのこと。オンラインで振込もうと思ったが携帯番号入力をしないとできない。ネット詐欺防止で金融庁が指示したとか、固定電話しか持たない人はどうするのか。
 民間製造業など生きるために必死である。過剰な金融機関はどうするのか、半分くらいに整理しなければならないのに金融庁は座して待っているのかな?

     東芝不祥事
 その昔土光さんが目刺しを食べて再建した東芝がこのていたらく。3代にわたり社長が1500億も社内ぐるみで誤魔化していたとは。家電製品、パソコンも東芝製である。東芝株は暴落した、ファンを裏切った責任はどこにあるのか。
 経団連の役員など辞めるだけでなく会員も撤退すべき。勲章、秘書、車欲しさにトップの地位に恋々とするのはみっともない。利益目標必達と指示すれば部下は数字を作る、短期の指示は止めて、長期に体質改善する方策こそトップはとるべき。
 日本の不祥事は会社のためならと罰則が甘すぎる。社員含めて厳罰にすべき。

    日航機事故30年
 NHKスペシャルを見て驚いた。事故調査報告書にも書かれず、マスコミも報道しなかったことに事故の捜査・救難があるとは。海自出身の機長は後尾の事故修理が不備の機体を30分も操縦した。乗員500人は不安でも騒がず不時着の無事を祈っていたことでしょう。それなのに警察、自衛隊などの連携がまづく、16時間も墜落現場に行き損ねた。右往左往している、危機管理がどうなっていたのか、それこそ事故調査報告書に載せて再発防止をしっかりして貰いたいものだ。早期に救難できれば生存者も増えたことでしょう。遺族が怒り心頭に発するのに同情を禁じ得ない。

    芥川賞発表
 「火花」と「スクラップ・アンド・ビルド」を文春で読んだ。今年は男性陣が頑張っている。従来は女性陣の純文学が多く爺には馴染めなかった。2作ともそれぞれ面白かったが選評のほうがはるかに秀逸である。ものの見方には多様性があると実感した。芸人が書いたと言うことでベストセラーには違和感が漂う。

    囲碁同好会を横須賀で開催
 FF会メンバーである渡辺さんの通う横須賀の碁会所「天元」でFF会有志のリーグ戦が始まった。残暑厳しい中12名が集まった。席亭芹沢さんは神奈川囲碁大会の優勝経験者であるがヘボでも相手をしてくれた、8目置いても負ける、うまいもの。
 横浜から30分、折角の機会である、街を歩いた。横須賀中央駅近くのモアーズ、三笠アーケードなどなど。人口40万都市だが人口は減り気味、それでも高層マンションが建築中であるのに驚いた。
有意義な1日を過ごせた、幹事諸氏には多謝あるのみ。

   真宗文化センター講演会
 今回は今井雅晴所長の「玉日伝説の成立と展開」と中尾堯先生の『親鸞の「南無阿弥陀仏と日蓮の「南妙法蓮華経」』。中尾先生は4歳年長だが、表情豊かで面白おかしく話をされる、元大学の教授とは思えなかった。インドに30回行かれたり毎日ヨガをされている、お元気そのもの。
 鬼怒川決壊の話題も出る。親鸞の時代にも田畑が一変する水害があったと思われるが、親鸞は鴨長明「方丈記」のように書いていない。ただ越後から常陸に入るとき、災害の実情に驚いたのではないか。京都とか越後では体感しなかった。親鸞は「浄土三部経」を読んで後に後悔する。惠心尼は下妻さかいで夢を見た、親鸞が観音菩薩とのお告げに驚く。転変地変は何時の時代でも人心に衝動を与える。

   MIRAI組立ラインとTPS推進センター見学 
 社友会の見学会が元町工場で行われた。参加者380人は10台のバスで20班に分かれて見学。MIRAIは天皇・皇后陛下も見学されて今や人気スポット。1日に3台、13人で組立てる手作りだが、品質・安全など超高品質に驚く。
 TPS推進センターは海外生産工場の技能員にトヨタ生産方式の真髄を教え込む道場。からくりを使う工作とか、物流の簡易モデルで座学でなく実学で教えているのは流石である。受講者には好評とか、それはそうでしょう、ここまでやるメーカーはない。2時間半は後期高齢者には心地よい疲れ、交通不便で参加者が少なかったのは残念。

   ウィンドウズ10・サーフェスプロ3
 傘寿記念でもないが、最新式モデルを購入した。しかし言葉が分からない、設定の仕方も面倒だ。タブレット、ノート、デスクと重宝でこれだけのものを良く作ったとは思う。マニュアルもない、試行錯誤の連続だ。おかげで脳の活性化にはなっている。

   トヨタ33年入社同期会
 恒例の同期会、当日キャンセルが2名でた。技術系は24%、事務系は13%の出席率。病気と孫の話はタブーだが、出るのは病の話ばかり。先輩から同期会は精々傘寿までと言われていたが、歳とともに出かけるのが億劫になる、幹事のやり手がないなど問題山積。それでも幹事が来年はやるという、有り難いことだ、また名古屋まで行こう。

   最後の孫の運動会
 140周年という小学校で小6の孫の運動会。聖火リレーで孫がつけた火が煙となり校旗が登りゆく。得難い感動に詠む。
   孫つけし リレーの聖火 皆仰ぐ  煙たなびき 澄み渡る空

   「改革者 挫折を超えて」 読後感
 4年前に出版とは知らなかった、蛇川忠暉さんの自分史。トヨタ生産技術屋として高度成長期を実践躬行した物語は読ませる。部署、職位を変わるごと自分の果たす役割を見い出し、積極果敢に挑戦したのは凄いこと。欲を言えば「かんばん」と遭遇してそれをアウフヘーベンした話が欲しい。事務部門統括副社長になっても購買、ITシステムの改革に旗を振る、極め付きは伝統あるCADを全廃して新CADにしたこと、神業である。
 業務提携して50年、会長を送り込んでもよくならない日野を子会社化して、トヨタで辣腕を振るった蛇川さんを社長として送込む。見事期待に応えるサクセスストーリー。改革は良いが、定着化の話があると尚良い。
 技術屋の自慢史と言わずに、上場会社の役員に是非とも読んでほしい。

    「販売のTQC」OB会
 恒例のOB会9年目、参加者20名、男性11名。世間でトヨタのA3一枚の仕事が喧伝されているが、それほど何故騒ぐか。昔から改善は当たり前、馬耳東風の人が多い。それにしても幹事の肝煎りで毎年開かれて9年。合併前に始めたQCに想い出がある人が参加、今年は東北からも、傘寿の爺には感謝あるのみ。

   「国宝一遍聖絵」特別展開催記念シンポジュウーム
 東京国立博物館の大講堂は満席。10時から16時半まで一遍の時代を7人のパネリストが熱心に説明した。おかげで一遍の世界を満喫した。学芸員に説明させるのも良いが、15分時間オーバーの人がいた。時は金なり、リハーサルをするのは常識なのに。
 名古屋から雨の中来ている人もいる。一遍の栞とか写真を売ればよいのにお客様第一ではない、商売気がないのに呆れ果てた。

   孫のバスケ大会
 横浜国際プールで横浜小学校バスケ大会が行われた。孫が2ヶ月の朝練で出場するので見に行った。ジャンプボールのあとドリブル、ゴールでシュート、初得点には驚き、嬉しさでシャッターがぶれた。プールの上に5面のコートがある、素晴らしい施設に吃驚した。先生がたもご苦労さん、偏差値教育でなく運動対抗競技、孫は今日のプレーを一生忘れないであろう。そこで詠む。
   初試合 ドリブルショット 網に入る 手と手をタッチ 小六の孫
 
   アマゾン通販詐欺
 GOOGLEメールで私のメルアド乗っ取り、アマゾンで送り先変更して備品購入、ヤマトがポストへ配送した。関係者は皆責任逃れ、悔しさが残る。詐欺発生時は警察も一緒になり再発防止しないと、被害は拡大する。通販は便利だがその裏に犯罪が見え隠れする、オレオレ詐欺対策みたいに手口を周知徹底してほしいもの。
 その後アマゾンでは2週間調査してくれた。犯人は捕まらない? しかし私の詐欺額は返済してくれるとのこと、多謝。