米寿に向かうー人生私流ー 本文へジャンプ
             2017年 後期
   緑の暴風
 東京都議選は今まで見たこともなかった、緑一式の選挙活動。政策とかは余り関係ない選挙だが、結果には驚いた。もともと東京都民はムードで選ぶ選挙が好き。土着都民は少ないため、無党派層が多い。、都知事選はその典型であった。都議にもムード選挙の暴風が吹いた。都庁、都知事、都議会、都議と民主主義は暇と金がかかる。区にも区長、区議会、区議と暇と金がかかる。それだけの価値があるのだろうか? 少子高齢化、低成長時代である、行政の抜本的効率化で費用低減が必要。例えば都議とか区議を半減したら、何か変わるかな?

   日野原重明先生逝く
 高度成長期末期転勤して見舞いに行ったのが聖路加病院。木造の建物で吃驚、駐車場は完備していた。旧態然たる日本の医学界、そこで病院を改革したのは凄い人。105歳まで生きた医師。現役で仕事をした、それは生き甲斐であったが、老害という批判もあった。毎朝先生の言うとおり、オレンジジュースを飲んでいるが、オリーブオイルは飲めないな。週に1日ビフテキを平らげる、これは高すぎるので、普通の牛肉を食べている。粗食ということだが、飲み且つ食べるのは愉しい、節制をするのは先生に学んだ。

   高すぎる外国車の修理費用
 後期高齢者の事故が多いとは聞いていたが、まさか自分が起こすとは思っていなかった。細い道から国道に出る、気を付けていたが前の車にキスした。当方の車はプレミオ左フェンダーが少し傷つく。格好悪いので交換する、二日で修理完了した、5万円。相手の車はBMWミニクーパー7年経過車、バンパーが少し傷ついただけ。しかし修理は1ヶ月、レンタカー代10万円、修理費40万円とは驚いた。外車は国産車より車検は5割高から2倍が相場だが、板金修理で10倍とは? 保険会社に見積書のコピーを頼んだが、初度登録、型式、などが消されていた。これは修理屋と損保がグルで焼け太りと思われても致し方ない。金融庁はレンタカー代を含めて車名別事故修理費用を見えるかして、時には抜き打ち検査で、適正な保険料になるよう指導すべきだろう。

   芥川賞「影裏」
 何が言いたいのか良くわからない作品。爺には作者の意図を忖度する能力はない。それよりも福岡で働いて、30過ぎで両親のすむ盛岡の家に転がり込む。親としては、嫁をもらい、孫の顔を見たいのが普通だ。しかし独身で賞に預かり、親孝行できて良かったと言うのが正直な感想である。

   北アルプス・ドローン縦走
 NHKテレビの放映に目が釘付けになった。60年前西穂高から槍ヶ岳を縦走したことがある。ドローンで谷から撮す影像は迫力満点。ヘリの影像は今まで視たことがある、上からで綺麗だ。それを今回はドローンで縦横無尽に撮り続ける。もう一度槍ヶ岳に登りたくなったが、傘寿過ぎては残念ながら難しいだろう。

   インパール作戦
 NHKスペシャルを見た。元軍国少年でインパール軍記物は読んでいたが、影像には迫力がある。昔はお国のためだが、今は会社のためと日本人の性質は基本的に変わっていない。兵士の死屍累々が、社員のモラールダウン、業績低下、世評の痛罵につながる。東芝、オリンパス、三菱自動車などのトップは組織のために頑張った、国の為に任務を遂行した将官と同工異曲。データと事実を歪曲せず、記録を残すことは戦時だけでなく、平時でも肝要であることは論を俟たない。

   絶望名言
 深夜便をうつらうつら聞いていた。「明けぬ夜はない」はマクベスの4幕で出てくる言葉だが、その解釈にいろいろあるとのこと。「朝の来ない夜はない」など同じようなフレーズが沢山ある。名言を聞いて希望とか、悲しみを癒された人は多い。まあ蘊蓄を知らなくても前向きに考えれば良いのではないか。絶望名言というタイトルは頂けないな、深夜番組にはね。

   『トヨタ・グローバル10 三河から世界へ』
 トヨタに関して、かんばん、A3一枚、かたづけなどなど汗牛充棟である。ハウツー物を否定はしないが、そこに流れる哲学・歴史などを理解して欲しい。トヨタグループは西三河に立地した。西三河の風土は浄土宗・真宗でできた。質実剛健、愚直に働く三河人、三河侍は江戸でも評価された。部品メーカー含めてオールトヨタは風土に支えられた。
 30年前のことなど古くさい、誰が読むのかと悪友は言うが、温故知新と言うこともある、駄馬に鞭打ち出版した。
 柴浦雅爾 『トヨタ・グローバル10・三河から世界へ』 2017年9月
 四六版 横書き224頁 小学館スクウエア 1100円  詳細はどうぞ
 

   足助が出てきた「家族に乾杯」
 豊田を離れて30年、寂れている足助の街並みを見入る。公共交通機関はない。片道1車線の国道153号線は香嵐渓の紅葉の季節は慢性渋滞。昔は早起きして紅葉を愛でていた。6歳若い近藤正臣のスタイルはよいが、話はイマイチ。鶴瓶の方が喋りは上手い。街並み景観保存に焦点をあてすぎである。家族の絆がややピンぼけ。

   法令違反で認知症テスト
 横断歩道一時停止しないとのことで捕まった。罰金だけと思いきや、後期高齢者は認知症テストがある、今年の3月から。免許証更新で過去2回、認知症テストを受けた。加齢で記憶力、判断力は落ちている。それにして法令違反で認知症テストの意義があるのかな、疑問だよ。今回は先回より少しだけ成績は良かった。

   黒部ダム
 プラたもりで「黒部ダムはなぜ秘境につくられたか」を見た。世銀借款でトヨタ挙母工場、愛知用水、黒四ダムが造られた。7年もかかり出来た黒四ダムを空冷パブリカを駆り見に行った。半世紀前は展望台もなく、峡谷の巨大なコンクリートのダムが青色の水を蓄えていて感動したものだ。もう一度この目で見たい衝動に駆られた。世銀のダム高さを低くしろの勧告に関電は技術の総力を挙げて説得した。東電はGEの言いなりに海辺に変電所を設け、最悪の原発事故を引き起こしたのとは違う。

   一帯一路
 NHKスペシャル 「巨竜中国」西へ拡大 国家戦略 資源・食料を確保せよ を見た。画像で見ると迫力がある。小麦の生産・輸入、粉ミルク、エンジオイルなどの輸入で若者の活躍が目立った。中国で何故粉ミルクの改良が行われないのか、エンジンオイルは何故品質が悪いのかが報道されなかった。共産党幹部の天下りで官僚的体質では、改善また改善は至難の業。そこにメスを入れたら中国は世界一にその内なるでしょう。

   82才の同期会ートヨタ33年入社、名大経済33年卒ー
 今年も行われた。トヨタは死亡者30%、名簿の出席率44%、Eメール56%、携帯20%。大学は名簿の出席率40%、Eメール70%。幹事に多謝。
 病気と孫の話は同期会ではタブーだが、病気の話で持ちきり、うんざりする。
トヨタでは82才でエイジシューターした人もいた、米寿には88で回るのが目標?
大学では金融関係者が26%もいるのに、山一自主廃業20周年記念の話もなかった。
 傘寿過ぎて同期会は止めたらという意見も出たが、暫くは続けることになった。出席できるのは生きている証拠、病に負けずに昔話で元気になろうと言うことだった。

   日産無資格検査には驚いたートヨタと風土が違うー
 日産は1960年、トヨタは1965年デミング賞を受賞した。半世紀で国産乗用車が世界の覇権を取るようになったのは品質が優れていたからである。ものづくりは日本のお家芸だが、法令違反を38年前からとは信じられない、何が起こっていたのか?
 120頁に及ぶ調査報告書は法律事務所が作成した。組立工場を何日も止めた、その訳も分からない。安全だけでなく安心もお客さんに届けるのがメーカーの役目。社長一人が目立つが、年間10億円貰うゴーン氏、マーケティング強化で招聘された女性専務ほか役員各位が現場を知らない、関心もないのも一因であろう。工場長はいるのか、労働組合は何も意見がないのか? よろしければどうぞ。
「日産無資格検査に思う」
「トヨタ・グローバル10ー三河から世界へ−」

   マンション・エレベーターのリニューアル
 
築30年になるマンション、エレベーター会社から部品がないので更新を要請された。同時期できた近所のマンションは9基のエレベーターが現役で動き問題ないのに。理事会が更新委員会を設け検討した。エレベーター本体金額と25年間保守費用で相見積もり、総額で安い会社に決めた。シェア、サービス体制、技能員教育、工期などは同じらしい? 問題は工期で1ヶ月半かかる。その間エレベーターは使用不能で上り下りは補助のスタッフはいるが自分の足。健常者でも大変なのに足腰不自由な人は大変だ。工期の短いエレベーター会社を選ぶべきでしょう。